遺産相続と兄弟の順位

遺産相続において、相続する権利を持つ人の中でも第二順位となるのが、遺産を残した人の兄弟、姉妹です。

第一順位は実の子供になるのは当然ですが、その次になるのが兄弟、姉妹となります。これは血縁を重視しているからで、血のつながりが何よりも強いということを憲法で具現化していることのーつだと言えます。

ただし、配偶者は第一順位よりも上になっています。これは、血縁はもちろん大切ですが、生計を共にしていたという社会性をより重視していることを意味しています。

兄弟の相続割合

兄弟姉妹は第二順位の相続権がありますが、兄と弟、姉と姉妹、あるいは兄と妹など、兄弟姉妹の間では特に法律では差はつけられていません。

これはつまり、年齢が上であっても下であっても相続する割合はまったく同じ、ということになります。

日本人の一般的な感覚からすれば、年齢が上の方が相続する割合が多くなるのが妥当なような気がしますが、法律上はそういう判断はしていません。あくまでも相続に問しては兄弟姉妹は同じ、という扱いをしています。

この解釈は、良い面もあれば負の面もあり、遺産相続をめぐるトラブルの原因にもなっています。

均等相続の良い面

年齢が下の人にとっては、年が下ということだけで相続する割合が少なくなることはない、ということがあります。

兄弟とも同居していて一緒に面倒を診ていたというのなら、年齢に関わらず同じ苦労をしていたわけですから、均等相続は納得のいくところです。

兄の方としても弟のことを認めざるをえません。姉妹であっても同様です。

故人に対してという点て見て、兄弟姉妹は同居は同じ立場にあることがほとんどですから、全員が納得して相続を受け似れることができます。

均等相続の負の面

良い面では、兄弟が故人と同居していれば、ということがありましたが、実際にはそういう状況はごく少数です。大抵はどちらか、あるいは両者とも故人の元を離れ、独立して暮らしているというケースが多数を占めています。

もしどちらかが同居していた場合、当然同居していた方が多くの遺産を相続できるもの、と思っています。

しかし法律では均等なので、ここで不満が出てきます。弟が面倒を見て、兄は家を出て故人の面倒は弟にまかせっきりにしていた、こういう状況で遺産は均等というのは、弟側にとっては受け入れがたい判断です。

相続のトラブルを解決するためには 一番は兄弟で納得するまで話し合って決めることです。

法律上は均等ですが強制力はありません。当事者同士が話し合って相続する割合を変えることはまったく問題はありません。実際に話し合いで解決しているケースは多く、相続人全員の合意があれば変えることが可能です。

ただ、どうしても解決しないこともあります。そうなると、あとは裁判で決めるしかありません。裁判では、相続人と故人の関わりを考慮した判決を出してくれることは珍しくありません。

過去の凡例も沢山あり、同様のケースから判断されることもあります。

血のつながった大切な兄弟ですから、できれば穏便に済ませるように、落ちいて話し合うことがまず大切です

遺産相続で揉めないために

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